ハローワーク厚木マザーズコーナーは、ハローワーク厚木の館内に設置された、仕事と子育ての両立をサポートするための専用ブースです。キッズスペース、ベビーベッドなどが備えられており、子ども連れでも安心して利用できます。予約が必要な場合や予約すれば待たずに済む場合がありますので、お電話をしてから訪問してください。
【住所】〒243-0003
神奈川県厚木市寿町3-7-10
電話:046-296-8609(自動音声案内)
【営業時間】 月〜金 8:30〜17:00
※土日祝、年末年始(12月29日~1月3日)は休み
【アクセス】
●小田急小田原線「本厚木」駅下車、北口から徒歩10分
【関連施設・関連窓口】
ハローワーク相模原
マザーズハローワーク相模原
相模大野職業相談コーナー
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ハローワーク大和マザーズコーナー
さがみはら若者サポートステーション
神奈川県央地域若者サポートステーション
かながわ若者就職支援センター
ハローワークは、職業安定法に基づき、現在の厚生労働省にあたる労働省によって設置された機関です。公共に役立つために無料で運営され、職業紹介や就職指導、失業給付などを行っています。その中でもマザーズハローワーク・マザーズコーナーでは、仕事と子育ての両立をめざす方の就職サポートに対してとくに力を入れ、その生活の安定を図りつつ、再就職をサポートしています。近年では人口減による労働力の低下、ひいては国力の低下が心配され、国を挙げて女性の就職・再就職をサポートしています。
マザーズハローワークは子育てしている方のための専門組織です。比較的人口の多い地域にある大きなハローワークの建物内に設置されていることが多く、まれに別な建物内に専門フロアがあります。一方、マザーズコーナーは一般ハローワークの一部にコーナーがあります。簡単に言えば、マザーズハローワークの方が大規模で、設備もより充実し、人員も多くなっています。
子育て中であることがポイントで、実は男性でも利用できます。仕事と子育ての両立に悩んでいる男性は、恥ずかしがらずに相談してください。
もちろん利用できます。ただし、マザーズハローワーク・マザーズコーナーがある場合は、利用した方がいろいろと楽です。
子育て中の方に特化して失業の予防対策を行い、失業した人や失業が決定している人に対しては再就職のサポートを行っています。
赤ちゃんや幼児を連れた方は、一般の相談者に気兼ねすることがよくあるため、専門ブースをつくることで利用しやすくしてあります。ベビーカーを停める余裕もあります。また、おもちゃや絵本を置いたキッズコーナーを設置するなど、小さな子ども連れでも来所しやすいようにしてあります。保育士などがいて、就職案件の検索や就職相談の間、子どもを見ていてもらえるところもあります。ベビーベッドと授乳室については、設置されているところといないところがあります。
子育て中ということで、就職に際しては特有のハードルができてしまいます。そのため子育てに理解のある担当者がついて、しっかりとサポートしています。 ただし、就職が難しいのは、どの人も同じです。中高年の男性より20代~30代の子育て中の女性の方がずっとたくさん仕事はありますから、気持ちを明るく持って、仕事探しをすることが大切です。
一般のハローワークと同様、雇用情報の提供、および職業転換給付金の運用を行います。子育て中ということで、一般の求職者と異なる案件が紹介されるわけではありません(差別も一切ありません)。ただし、担当者としても、子育て中の方に理解があり、子どもの病気や運動会などの際に休みを取りやすいと思われる職場を選ぶ傾向はあります。
なお、被災などにより失業して就職が困難なため、ハローワークを利用して広域に渡る求職活動を行う場合や、就職または公共職業訓練を受講するために住所を移転する場合には、ハローワークはその費用の一部を支給します。
また、職業訓練期間中は、訓練手当が支給されます。その点では、マザーズハローワーク・マザーズコーナーも何ら変わりはありません。
一般のハローワークと同様、失業した人が生活の心配をせずに新しい仕事を探せるよう、失業等給付を支給しています。通常の失業給付にあたる基本手当の給付日数は、離職した日の年齢や雇用保険の被保険者であった期間、離職の理由などにより、90日~360日の間で決定されます。
勤め先の倒産や解雇等によって離職を余儀なくされた失業者については特定受給資格者と見なし、一般の離職者に比べ、手厚い給付日数とする場合もあります。
さまざまな手続きがマザーズハローワーク・マザーズコーナーで済ませられるか、あるいは一般求職者と同じブースで行うかは、ハローワークそれぞれの都合によります。
障害者の方に対しては、一般の求職者と同様、特定求職者雇用開発助成金などを支給しています。その他、障害者の雇用を促進するためのサポートを行っています。
マザーズハローワーク・マザーズコーナーでは、より親身なサポートを行うため、人に電話で予約するシステムをとっているところがかなり多くあります。もちろん予約なしで行っても相談に乗ってもらうことはできますが、スタッフがほかの相談者にかかり切りになっていて待たされる場合もありますから、一応電話した方が無難です。ただし、とくに予約を必要としないところもあります。それぞれのハローワークの方式に合わせてください。
ハローワークの求人情報は、世の中にある求人情報の一部に過ぎません。さまざまなメディアの求人情報も、あわせて利用しましょう。別のメディアで就職できた場合、担当者に報告しましょう。きっと喜んでもらえます。また、万一その職場でうまく行かず、再び就職活動をすることになった場合、再度のサポートをお願いしやすくなります。
子育て中の女性の就職は、かなり難しいのが実情です。それでも看護や介護、教育などの資格や技能があれば、比較的早期に仕事は見つかります。ハローワークに頼りきりにならず、自助努力も大切。できるだけ資格を取得してください。
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※職業相談や求人案件の検索は、お住まいの地域以外のハローワークでもできます。よく行く地域のハローワークもチェックしましょう。
リストラで通ったハローワークの職業訓練でウェブ業界へ!
(静岡県焼津市 T.Tさん)
私はショップで販売の仕事をしており、雇用形態はフレックス、時給制でした。ボーナスもありませんでしたが、生活をしていくだけのお金は稼げるので、なんとなく4年ほど働いていました。
ある日いきなり店長から「辞めてほしい」と言われました。それまでは、リストラはどこか他人事のように思っていました。退職させるとなれば会社としても「会社都合」より「一身上の都合」の方がいいようで、「居づらかったら、今すぐ辞めてもらってもいい」と言われながら、最後の1カ月を過ごしました。こちらとしては「会社都合」にしたかったので、最後まで出勤し、書類等も退社後に備えて、そろえておきました。
退職すると、まずハローワークへ雇用保険の手続きに行きました。会社から離職票が送られてこなかったため、催促をして頂きました。やっと届いた離職票の退社理由の欄には、「一身上の都合」と記載されていたため、あらかじめ会社からもらっておいた解雇証明をもって、再度相談へ行きました。このやり取りのせいで、普通に会社都合で辞めたら、すぐに雇用保険がもらえるはずが2か月後の受け取りになってしまいました。
雇用保険の手続きの際に何度かハローワークへ通っていたのですが、そこで職業訓練のチラシを目にしました。しばらく失業給付を受け取ることができるので、ウェブサイト制作に関わる職業訓練を受けることにしました。驚いたのは、職業訓練を受けるのにも面接や筆記試験があるということです。久しぶりに勉強して面接を受けて、合格しました。
職業訓練の期間は3か月間です。30人くらいのクラスで、同じ目標に向かって勉強するというのはとても楽しく、情報交換ができるため、とても貴重な体験になりました。
その職業訓練は、民間のウェブ制作会社が請け負っていたのですが、そこの社長が卒業する間際に、求人をひとつ教えてくれました。そして、面接を受け、社長の紹介ということもあって、未経験でも採用して頂けることになりました。
今まで取り柄もなく安い給料で働いていたのに、専門職に正社員で就くことができ、「リストラも転機になるのだな」と思いました。