岐阜サポ 可児サテライト(可児市総合会館)は、岐阜県若者サポートステーションのサテライトオフィスです。「働く」への一歩を踏み出したい15歳〜49歳までの現在、お仕事をされていない方や就学中でない方たちとじっくりと向き合い、本人やご家族の方々だけでは解決が難しい「働き出す力」を引き出し、「職場定着するまで」を全面的にバックアップする厚生労働省委託の支援機関です。
【住所】〒509-0214 可児市広見1-5
可児市総合会館
電話:058-216-0125(予約)
【営業時間】 毎週水曜日 10:00-17:00
【アクセス】
●JR大多線、名鉄広見線「新可児」駅下車、徒歩10分
【関連施設・関連窓口】
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30代未経験の壁を熱意で乗り越えて、CGの仕事に転職!
(千葉県船橋市 S.Sさん)
私はテレビ局でVTRの編集や海外からのスポーツ中継のオープニング・テロップ作成など、技術系の仕事をしていました。転職をしようと思ったきっかけは、インターネットが一般家庭に普及され始めた時代、編集技術の勉強会に参加したとき、普段使っているような大きな編集機材でなく、パソコンひとつでVTRの編集やCGの作成をする技術があるということを知ったことです。
私はパソコンが好きで、当時60万円近くしたマッキントッシュを持っていました。女性でパソコン好きということもあり、周りからは「ちょっと変わってるね」と言われていましたが、パソコンで絵を描いたり文書をつくったりしては「あれもこれもやってみたい」と、夢が膨らんでいました。そのため「これからパソコンで映像や画像をつくれる時代が来る」と確信し、すぐに転職活動を始めました。
といっても、30代の未経験者です。同僚に相談するわけにもいかず、求人情報誌を買いあさっては、ゲーム会社、雑誌社などを中心に片っ端から履歴書を出しました。
20件以上応募しても面接までこぎつけるところはありませんでしたが、半年ほど経ってある日ふらっと立ち寄ったコンビニで、今まで買ったことのない、おもに男性のエンジニアが読む専門性の高い求人雑誌に手をのばしてみました。
するとある企業が目に付きました。ITブームの先駆けとなった、たまに社長がテレビのインタビューに出演している会社でした。募集欄を見ると、エンジニアや営業、マーケティングなどの一番下に「CG職募集。映像関係者の方歓迎します。年齢性別不問」と書いてあるのを見つけて、「面接をしてもらえるかもしれない」と思い、急いで履歴書を送りました。
1週間後、人事担当の方から面接の連絡がありました。面接官の方はのちの上司で、「Sさんは年齢がちょっと高かったけど、技術もありそうだし、何よりパソコンが好きという気持ちがよく伝わってきたから採用したんだよ」と言われました。
自分が情熱をもって「この仕事をしたい」と考えれば、耳を傾けてくださる方はきっといます。何歳になってもネバー・ギブアップの精神は大事だと思います。