ハローワーク甲府マザーズコーナーは、ハローワーク甲府の中に設置された、仕事と子育ての両立をサポートするための専用ブースです。キッズスペース、ベビーベッドなどが備えられており、子ども連れでも安心して利用できます。予約が必要な場合や予約すれば待たずに済む場合がありますので、お電話をしてから訪問してください。
【住所】〒400-0851 甲府市住吉1-17-5
電話:055-232-6060(自動音声案内 43#)
【営業時間】 月〜金 8:30〜17:15
※土日祝、年末年始(12月29日~1月3日)は休み
【アクセス】
●JR身延線「甲斐住吉」駅下車、徒歩2分
【関連施設・関連窓口】
ハローワーク甲府
甲府新卒応援ハローワーク
ワークプラザ甲府
やまなし若者サポートステーション
やまなし・しごと・プラザ
ハローワークは、職業安定法に基づき、現在の厚生労働省にあたる労働省によって設置された機関です。公共に役立つために無料で運営され、職業紹介や就職指導、失業給付などを行っています。その中でもマザーズハローワーク・マザーズコーナーでは、仕事と子育ての両立をめざす方の就職サポートに対してとくに力を入れ、その生活の安定を図りつつ、再就職をサポートしています。近年では人口減による労働力の低下、ひいては国力の低下が心配され、国を挙げて女性の就職・再就職をサポートしています。
マザーズハローワークは子育てしている方のための専門組織です。比較的人口の多い地域にある大きなハローワークの建物内に設置されていることが多く、まれに別な建物内に専門フロアがあります。一方、マザーズコーナーは一般ハローワークの一部にコーナーがあります。簡単に言えば、マザーズハローワークの方が大規模で、設備もより充実し、人員も多くなっています。
子育て中であることがポイントで、実は男性でも利用できます。仕事と子育ての両立に悩んでいる男性は、恥ずかしがらずに相談してください。
もちろん利用できます。ただし、マザーズハローワーク・マザーズコーナーがある場合は、利用した方がいろいろと楽です。
子育て中の方に特化して失業の予防対策を行い、失業した人や失業が決定している人に対しては再就職のサポートを行っています。
赤ちゃんや幼児を連れた方は、一般の相談者に気兼ねすることがよくあるため、専門ブースをつくることで利用しやすくしてあります。ベビーカーを停める余裕もあります。また、おもちゃや絵本を置いたキッズコーナーを設置するなど、小さな子ども連れでも来所しやすいようにしてあります。保育士などがいて、就職案件の検索や就職相談の間、子どもを見ていてもらえるところもあります。ベビーベッドと授乳室については、設置されているところといないところがあります。
子育て中ということで、就職に際しては特有のハードルができてしまいます。そのため子育てに理解のある担当者がついて、しっかりとサポートしています。 ただし、就職が難しいのは、どの人も同じです。中高年の男性より20代~30代の子育て中の女性の方がずっとたくさん仕事はありますから、気持ちを明るく持って、仕事探しをすることが大切です。
一般のハローワークと同様、雇用情報の提供、および職業転換給付金の運用を行います。子育て中ということで、一般の求職者と異なる案件が紹介されるわけではありません(差別も一切ありません)。ただし、担当者としても、子育て中の方に理解があり、子どもの病気や運動会などの際に休みを取りやすいと思われる職場を選ぶ傾向はあります。
なお、被災などにより失業して就職が困難なため、ハローワークを利用して広域に渡る求職活動を行う場合や、就職または公共職業訓練を受講するために住所を移転する場合には、ハローワークはその費用の一部を支給します。
また、職業訓練期間中は、訓練手当が支給されます。その点では、マザーズハローワーク・マザーズコーナーも何ら変わりはありません。
一般のハローワークと同様、失業した人が生活の心配をせずに新しい仕事を探せるよう、失業等給付を支給しています。通常の失業給付にあたる基本手当の給付日数は、離職した日の年齢や雇用保険の被保険者であった期間、離職の理由などにより、90日~360日の間で決定されます。
勤め先の倒産や解雇等によって離職を余儀なくされた失業者については特定受給資格者と見なし、一般の離職者に比べ、手厚い給付日数とする場合もあります。
さまざまな手続きがマザーズハローワーク・マザーズコーナーで済ませられるか、あるいは一般求職者と同じブースで行うかは、ハローワークそれぞれの都合によります。
障害者の方に対しては、一般の求職者と同様、特定求職者雇用開発助成金などを支給しています。その他、障害者の雇用を促進するためのサポートを行っています。
マザーズハローワーク・マザーズコーナーでは、より親身なサポートを行うため、人に電話で予約するシステムをとっているところがかなり多くあります。もちろん予約なしで行っても相談に乗ってもらうことはできますが、スタッフがほかの相談者にかかり切りになっていて待たされる場合もありますから、一応電話した方が無難です。ただし、とくに予約を必要としないところもあります。それぞれのハローワークの方式に合わせてください。
ハローワークの求人情報は、世の中にある求人情報の一部に過ぎません。さまざまなメディアの求人情報も、あわせて利用しましょう。別のメディアで就職できた場合、担当者に報告しましょう。きっと喜んでもらえます。また、万一その職場でうまく行かず、再び就職活動をすることになった場合、再度のサポートをお願いしやすくなります。
子育て中の女性の就職は、かなり難しいのが実情です。それでも看護や介護、教育などの資格や技能があれば、比較的早期に仕事は見つかります。ハローワークに頼りきりにならず、自助努力も大切。できるだけ資格を取得してください。
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※職業相談や求人案件の検索は、お住まいの地域以外のハローワークでもできます。よく行く地域のハローワークもチェックしましょう。
心強かったマザーズコーナーの担当者さん
(埼玉県川口市 Y.Sさん)
私は仕事を探すためにハローワークを訪れた際に、職員の方から「マザーズコーナーがありますが、利用してみますか?」と聞かれたことがきっかけでマザーズのことを知りました。
仕事を探そうと思ったきっかけは、子供が1歳のときに主人のお給料が大幅に減給されてしまい、生活のために自分自身も働く必要があると感じたからです。そのときは保育園も同時進行で探していて、仕事も預け先も見つけることが出来るのかとても不安でした。
マザーズコーナーの職員さんはみなさん女性だったので、このようなことも相談しやすかったですし、「1歳児では市の認可保育園はどこもいっぱいなので、無認可で入れるところを探した方がいい」という助言も頂き、とても参考になりました。また、市内で女性が働ける職場は倍率が大変高く、仕事を探すのは難しいという説明もありました。
その助言にもとづいて近所の無認可の保育園を徹底的に探し、お手頃な料金で預けられる目処もついたので、本格的な仕事探しを始めました。
私は妊娠前、ブライダル関係の仕事をしていたのですが、できれば同じブライダル関係の仕事に就きたいとう希望を伝え、それが無理そうであれば事務職の仕事を探すつもりでした。もちろん最初から理解はしていたのですが、ブライダルの仕事では土日は必ず出社しなければならない場合が多く、家庭と仕事の両立は難しいということでした。
しかし、マザーズコーナーの担当の方がとても親切で、平日のみ出社のブライダル関係の仕事を探してくれたり、土曜日のみ出社で日曜日は休める仕事を紹介してくれたり、熱心に相談に乗ってくださいました。結局は通勤時間やお給料との兼ね合いを考えて、事務職で探すという方向になったのですが、その際も嫌な顔ひとつせず事務職の仕事を紹介して頂き、今でも感謝しています。
面接のアポイントの際も、私の現在の状況を丁寧に先方に説明して頂いて、本当にありがたかったです。
私はハローワークの利用と同時に派遣会社にも登録していて、運が良いことに、マザーズコーナーで紹介していただいた事務の仕事と派遣会社に紹介して頂いた仕事の双方から採用のご連絡をいただきました。
お給料や勤務時間などを考えて派遣社員として働く道を選びましたが、初めての子育ての中での仕事探しは大変不安でしたし、わからないことも多く、マザーズコーナーの担当者さんの存在は、本当に心強かったです。
仕事が決まったご報告にあいさつをさせていただいたのですが、とても喜んでくださいました。また子育て中に転職することがあれば、お世話になりたいと思います。