ハローワーク藤沢マザーズコーナーは、ハローワーク藤沢の館内に設置された、仕事と子育ての両立をサポートするための専用ブースです。キッズスペース、ベビーベッドなどが備えられており、子ども連れでも安心して利用できます。予約が必要な場合や予約すれば待たずに済む場合がありますので、お電話をしてから訪問してください。
【住所】〒251-0054 藤沢市朝日町5-12
藤沢労働総合庁舎1・2階
電話:0466-23-8609(代)
FAX:0466-25-4714
【営業時間】 月〜金 8:30〜17:00(12:00〜13:00は昼休みにつき入室できません。)
※土日祝、年末年始(12月29日~1月3日)は休み
【アクセス】
●JR東海道線・小田急線「藤沢」駅下車、北口から徒歩7分
【関連施設・関連窓口】
ハローワーク松田
ハローワーク小田原
ハローワーク平塚
ハローワーク藤沢
ハローワークプラザ湘南
湘南・横浜若者サポートステーション
神奈川県西部地域若者サポートステーション
かながわ若者就職支援センター
ハローワークは、職業安定法に基づき、現在の厚生労働省にあたる労働省によって設置された機関です。公共に役立つために無料で運営され、職業紹介や就職指導、失業給付などを行っています。その中でもマザーズハローワーク・マザーズコーナーでは、仕事と子育ての両立をめざす方の就職サポートに対してとくに力を入れ、その生活の安定を図りつつ、再就職をサポートしています。近年では人口減による労働力の低下、ひいては国力の低下が心配され、国を挙げて女性の就職・再就職をサポートしています。
マザーズハローワークは子育てしている方のための専門組織です。比較的人口の多い地域にある大きなハローワークの建物内に設置されていることが多く、まれに別な建物内に専門フロアがあります。一方、マザーズコーナーは一般ハローワークの一部にコーナーがあります。簡単に言えば、マザーズハローワークの方が大規模で、設備もより充実し、人員も多くなっています。
子育て中であることがポイントで、実は男性でも利用できます。仕事と子育ての両立に悩んでいる男性は、恥ずかしがらずに相談してください。
もちろん利用できます。ただし、マザーズハローワーク・マザーズコーナーがある場合は、利用した方がいろいろと楽です。
子育て中の方に特化して失業の予防対策を行い、失業した人や失業が決定している人に対しては再就職のサポートを行っています。
赤ちゃんや幼児を連れた方は、一般の相談者に気兼ねすることがよくあるため、専門ブースをつくることで利用しやすくしてあります。ベビーカーを停める余裕もあります。また、おもちゃや絵本を置いたキッズコーナーを設置するなど、小さな子ども連れでも来所しやすいようにしてあります。保育士などがいて、就職案件の検索や就職相談の間、子どもを見ていてもらえるところもあります。ベビーベッドと授乳室については、設置されているところといないところがあります。
子育て中ということで、就職に際しては特有のハードルができてしまいます。そのため子育てに理解のある担当者がついて、しっかりとサポートしています。 ただし、就職が難しいのは、どの人も同じです。中高年の男性より20代~30代の子育て中の女性の方がずっとたくさん仕事はありますから、気持ちを明るく持って、仕事探しをすることが大切です。
一般のハローワークと同様、雇用情報の提供、および職業転換給付金の運用を行います。子育て中ということで、一般の求職者と異なる案件が紹介されるわけではありません(差別も一切ありません)。ただし、担当者としても、子育て中の方に理解があり、子どもの病気や運動会などの際に休みを取りやすいと思われる職場を選ぶ傾向はあります。
なお、被災などにより失業して就職が困難なため、ハローワークを利用して広域に渡る求職活動を行う場合や、就職または公共職業訓練を受講するために住所を移転する場合には、ハローワークはその費用の一部を支給します。
また、職業訓練期間中は、訓練手当が支給されます。その点では、マザーズハローワーク・マザーズコーナーも何ら変わりはありません。
一般のハローワークと同様、失業した人が生活の心配をせずに新しい仕事を探せるよう、失業等給付を支給しています。通常の失業給付にあたる基本手当の給付日数は、離職した日の年齢や雇用保険の被保険者であった期間、離職の理由などにより、90日~360日の間で決定されます。
勤め先の倒産や解雇等によって離職を余儀なくされた失業者については特定受給資格者と見なし、一般の離職者に比べ、手厚い給付日数とする場合もあります。
さまざまな手続きがマザーズハローワーク・マザーズコーナーで済ませられるか、あるいは一般求職者と同じブースで行うかは、ハローワークそれぞれの都合によります。
障害者の方に対しては、一般の求職者と同様、特定求職者雇用開発助成金などを支給しています。その他、障害者の雇用を促進するためのサポートを行っています。
マザーズハローワーク・マザーズコーナーでは、より親身なサポートを行うため、人に電話で予約するシステムをとっているところがかなり多くあります。もちろん予約なしで行っても相談に乗ってもらうことはできますが、スタッフがほかの相談者にかかり切りになっていて待たされる場合もありますから、一応電話した方が無難です。ただし、とくに予約を必要としないところもあります。それぞれのハローワークの方式に合わせてください。
ハローワークの求人情報は、世の中にある求人情報の一部に過ぎません。さまざまなメディアの求人情報も、あわせて利用しましょう。別のメディアで就職できた場合、担当者に報告しましょう。きっと喜んでもらえます。また、万一その職場でうまく行かず、再び就職活動をすることになった場合、再度のサポートをお願いしやすくなります。
子育て中の女性の就職は、かなり難しいのが実情です。それでも看護や介護、教育などの資格や技能があれば、比較的早期に仕事は見つかります。ハローワークに頼りきりにならず、自助努力も大切。できるだけ資格を取得してください。
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※職業相談や求人案件の検索は、お住まいの地域以外のハローワークでもできます。よく行く地域のハローワークもチェックしましょう。
消費者金融からウェディングプランナーへ
(東京都練馬区 Y.Tさん)
私は大学卒業後、消費者金融に就職しました。当時は消費者金融がどんなものか、わかっておらず、上司が怖い声で督促の電話をかけたり、窓口で喝を入れている様子を見たときは、「とんでもない会社に来てしまった」と震え上がりました。
しかし、半年もすると慣れてしまい、私自身も督促の電話をして、困ったお客様の対応も動じなくなりました。両親が言うには「顔つきが怖くなってきた」とのことで、確かに「ナメられたらいけない」という意識は持っていたと思います。普通じゃない人が多く、返す気もないのにお金を借りに来る人、返せないのを開き直る人、多重債務で自殺した人もいましたし、外国人の強盗に襲われたこともあります。
3年ほど経った頃、精神が限界を迎えて、会社を辞めました。「次はとにかく幸せな仕事をしたい!」と思いました。そして、フリーペーパーの求人誌を見るようになりました。
ある日、新聞の求人広告で、結婚式場のパート募集を見つけました。面接では、「女性ばかりの職場だが、上手くやって行けそうか?」といった確認はありましたが、30人ほどの応募者の中から2人が選ばれ、そのうちの1人として働き始めることになりました。驚くほど忙しく、土日は14時間労働が当たり前でした。時給制なので収入は多く、パートでも生活レベルを下げずに済みました。
結婚式は一生に一度の大きなイベントですから、新郎新婦は何かを決めるのによく迷います。消費者金融で働いていた私の相談対応は、最初のうちは新郎新婦に無理に決断を迫るところがあったようですが、慣れるにつれて、「いい意味でお尻をたたいてくれるので、有難い」と言われるようになり、1年を過ぎた頃、正社員に昇格しました。
ウェディングプランナーの仕事は責任が重く、トラブルにも臨機応変に対応しなくてならず、大変です。しかし、無事に結婚式が終われば、新郎新婦はもちろんご両親やご親戚にまで感謝されますし、赤ちゃんが生まれて連絡をくださる方もいらっしゃいます。こんなに幸せな仕事は、めったにないと思います。
最後ですが、ウェディングプランナーになりたい方には、「パートから入る道もありますよ」とお伝えしておきたいと思います。