ハローワークプラザ三条

ハローワークプラザ三条

ハローワークプラザ三条は平成28年3月に廃止されました。ハローワーク三条をご利用ください。

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読者の転職体験

消費者金融からウェディングプランナーへ

(東京都練馬区 Y.Tさん)

私は大学卒業後、消費者金融に就職しました。当時は消費者金融がどんなものか、わかっておらず、上司が怖い声で督促の電話をかけたり、窓口で喝を入れている様子を見たときは、「とんでもない会社に来てしまった」と震え上がりました。
しかし、半年もすると慣れてしまい、私自身も督促の電話をして、困ったお客様の対応も動じなくなりました。両親が言うには「顔つきが怖くなってきた」とのことで、確かに「ナメられたらいけない」という意識は持っていたと思います。普通じゃない人が多く、返す気もないのにお金を借りに来る人、返せないのを開き直る人、多重債務で自殺した人もいましたし、外国人の強盗に襲われたこともあります。

3年ほど経った頃、精神が限界を迎えて、会社を辞めました。「次はとにかく幸せな仕事をしたい!」と思いました。そして、フリーペーパーの求人誌を見るようになりました。
ある日、新聞の求人広告で、結婚式場のパート募集を見つけました。面接では、「女性ばかりの職場だが、上手くやって行けそうか?」といった確認はありましたが、30人ほどの応募者の中から2人が選ばれ、そのうちの1人として働き始めることになりました。驚くほど忙しく、土日は14時間労働が当たり前でした。時給制なので収入は多く、パートでも生活レベルを下げずに済みました。

結婚式は一生に一度の大きなイベントですから、新郎新婦は何かを決めるのによく迷います。消費者金融で働いていた私の相談対応は、最初のうちは新郎新婦に無理に決断を迫るところがあったようですが、慣れるにつれて、「いい意味でお尻をたたいてくれるので、有難い」と言われるようになり、1年を過ぎた頃、正社員に昇格しました。
ウェディングプランナーの仕事は責任が重く、トラブルにも臨機応変に対応しなくてならず、大変です。しかし、無事に結婚式が終われば、新郎新婦はもちろんご両親やご親戚にまで感謝されますし、赤ちゃんが生まれて連絡をくださる方もいらっしゃいます。こんなに幸せな仕事は、めったにないと思います。
最後ですが、ウェディングプランナーになりたい方には、「パートから入る道もありますよ」とお伝えしておきたいと思います。